●居合道の1級審査

2015年11月1日(日)、滝野川体育館(北区)で級位審査会が開催された。4/29に新宿区の篤志会を3年ぶりに見学し、注文した居合刀ができる6月から入門。他の武道もあるので、居合道の稽古は土日のみとして6/6からスタート。21回の稽古を終えて挑んだ審査である。武道では大人の審査は6級位から受けなければならないが、居合道は1級から受けるようだ。最初は、「礼法」と「全日本剣道連盟居合12本」のうち、1本目から4本目までが座り技のため、正座でがんばり始めたが、やはり右膝が痛み出した。これでは居合道も続けられないのかと迷ったが、立ち技でも審査が受けられるとのことで奮起し、畠中師範と先輩諸氏に礼法から5本目までをご指導いただいた5ヶ月間。激しい動きではない、一人でやる形の稽古。これまでの武道は相手がいて、10分も動けば汗まみれになるような運動が多かったので、2~3時間も続けてやる居合道の稽古は、じっとりとして、腰が張って痛くなる独特の疲れがある。居合道の形も、剣道の形が役立ち早く覚えられた。形は覚えられても竹刀でも木刀でもない模擬刀の扱いは初めてなので、やはり難しい。私の刀のサイズは二尺三寸。刀の名称を覚えること、刀を抜く、鞘引きすることに慣れるのに奮闘した。10月に入って、審査の順番で仕上げの稽古をする。例え良くできたとしても順番を間違えれば失格。形は組み手と違って、着装はもちろんのこと、技の正確さと意味の理解度が重要だ。審査当日は、JR上中里駅から歩いて向かう。敷地内には勝ち運で縁起の良い平塚神社があり、お参りしていたら、偶然にも宮司さんがお払いをしてくださった。9時から一般受付が始まると番号は年齢順のようで、私は131番。畠中師範と先輩諸氏も学生の応援もあり来て下さった。とにかく、身に付けた今の力を最大限に発揮できる状態を作れるかどうか。自己採点は80点の審査を終え、合格を確認し、畠中師範と平塚神社にご挨拶して帰宅した。

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