2012年6月4日(月)、武道館での初の剣道大会。この大会は段位に関係なく、男性55歳、女性50歳以上になれば参加資格がある。主催は(財)全国老人福祉助成会、共催は全日本高齢剣友会。大会参加費はなく(大会当日はお弁当付き)、剣友会の年会費6,000円を払って会員になるシステム。参加者は関東地区が半数以上で、北海道から沖縄まで全国から集まる。第31回大会のデータによると、剣道は、寿A(85歳以上)34人・寿B(80~84歳)58人・特(75~79歳)62人・A(70~74歳)87人・B(65~69歳)146人・C(55~64歳)101人・剣道488人、銃剣道68人、なぎなた47人、合計603人で、最高齢者96歳とある。今回は、なぎなたの参加がなく600人を切り、90歳代は6名とのこと。大会挨拶が始まり、最初に昨年度の参加者で亡くなった方への黙祷を捧げ、次に90歳代の方の選手宣誓があった。大きな声で、高校野球よりも長いセンテンスを何も見ず、間違えず、立派な宣誓を聞かせていただいた。来賓の挨拶からは着座するよう案内され、開会式会場で座るのは珍しく、高齢者を考慮してのこととはいえ、シニアステージへの関門的な気分。とにかく、国体選手の予選大会に選ばれるような選手ではない以上、地元の地区大会から、出場できる大会を自分で探して参加していかないと、試合はできない。“高齢者”という言葉には抵抗があるものの、もう少ししたら出場しようと思っていた大会だったが、更年期障害真只中の自分の現実を鑑み、50代にも馴染んでしまったこの頃、50歳からシニアと呼ばれる昨今、今後はこのステージで活躍する決意の意気込みで、とうとう、5/11にFAXで入会申込みをした次第。早速、「開催日が間近なのでプログラムには氏名の記載が間に合いませんが、日下部先生、6月の武道館の大会に参加しませんか?」と、事務局から電話。全日本高齢剣友会では誰でも“先生”と呼ばれるらしい。