2023年5月27日(土)、五月晴れの朝、綾瀬に向かう。昨年のこの大会は直前になって腸閉塞で手術・入院したため、急きょ、欠場。人生初の手術で、出産以外は入院もしたことがなかった。退院から4週目には弓道の稽古を始め、一か月を過ぎたら通常通り剣道も居合も稽古をしてきた。この一年、術後の変化はない。ただ帝王切開のように開腹手術の痕が5mm幅で長さ14cm程残っている。この大会は、2020年と2021年はコロナの影響で中止となり、昨年は再開されたので、楽しみにしていたところのドタキャン。今年は昨年のリベンジのつもりでいた。選手の参加数は昨年より70名多くはなったがコロナ前には回復していないとのこと。柔道場で着替えをして会場に入り、試合コートの近くに陣取った。左隣に防具を置いた方が、新宿の山口民子先生。四段になりたての頃、城西大会で対戦させていただいてから、お会いするとご挨拶をしている。もう80歳位ではないだろうか。毎年、年2回の八段審査を受けているとのこと。試合時間は3分で、「かきつばた組」の私は3番目の試合。結果は、一回戦敗退。私のメンを待っていたかのような相手のドー。最初はじっくり攻めていたが、1本取られてからはガンガン攻めたが、女性や同世代はやりづらい。負けることに落ち込むというより、かなり頭にきて、一日中、カッカッとしていた。同世代より激しく動ける自分の身体。かっこいい剣道、真っすぐでパワフルで男性的な剣道スタイルが好きで目標にしている私。まだ試合に勝てない、成果が出せないことに腹ただしさでいっぱいだ。試合後、山口先生にこの気持ちを話したら、稽古量、出稽古、相手が誰であろうと「打つべき機会がある」あること、どんな女性剣士でもその人なりに技を持っていることなどを話してくださった。