5/2は朝8時に東京駅をスタート。京都大会初日は8時30分から開会式、各種の形、薙刀、杖道の演武が続いて、ちょうど居合が始まった頃に会場エリアに到着した。旧武徳殿の入口に剣道具を置いて見学。畠中先生も上席の中央に座っておられた。道場内はYouTubeで見ていたより狭く感じた。この旧武徳殿(京都市指定有形文化財・重要文化財)とは、日清戦争の勝利に湧き立つ1899年(明治32年)に大日本武徳会により演武場としての建設された木造建築(設計:松室重光)である。2012(H24)年から京都市武道センター内の施設となった。大日本武徳会(大日本武德會)とは、戦前の日本において、武道の振興・教育・顕彰を目的として活動していた財団法人。「武徳」とは、国民の士気を向上させることであり、武徳を養成する手段として、戦国時代の『武芸四門』を範に剣道・柔道・馬術・弓道・銃剣道・射撃道の六技道を中心に、槍術・砲術・薙刀・合気道・空手・捕手術・居合・杖術・棒術・手裏剣・鎖鎌・槍術など実践的な武道が奨励され部会が設けられたとある。その会員数は1905年に100万名を突破、1921年に200万名、日中戦争下の1938年には 300万名を越えたとのこと。私はこの活気のある時代に生きてはいないが、5種目の武道を嗜む愛好家としてこの歴史は知っておかなくてはならないと思う。初日の居合を見終え、明日は朝7時から8時まで隣の武道センターでの朝稽古のため、予約していた旧武徳殿から歩いて7分位のホテルにチェックイン。早めの眠り、朝6時30分には剣道着に着替え、早々にチェックアウト。宿は会場の近くが便利でラクだ。武道センターの広さはバスケットボール2面程で板張り。コロナ明けの朝稽古再開の人々も加わってか、すでに大勢が準備万端で待機していた。