●「佐々木塾」【5】 2012/11/4

塾長から年内のスケジュールの発表があった。11/13に入院して、11/15に手術とのこと。11/18・25はWATARU先生が通しで授業をし、12/2・9は塾長が通してやるとのこと。塾長の容体は、気管と食道が圧迫されて苦しい状態で、かねてより、医師から手術を勧められていたが、今年10月までスケジュールが一杯だったこともあり、伸び伸びになっていたらしい。「自分の命よりもお客様が大事」と言い切ってしまう塾長は素晴らしい。私はこのようなことを言える仕事をしてこなかった。11/10まで過密なスケジュールをこなす予定で、「たぶん、また会えると思う」「会えなかった場合は、お金を返すように言ってある」などと言う。佐々木塾に入塾して2ヶ月目になったばかりなのに……。今まで過労で突然倒れるようなことはあっても、普段、たやすいカゼなどひかないのに、手術が怖くて、どうしたら手術を伸ばせるかと考えてしまうせいか、今日は珍しくカゼをひいたのだと言う。「オカマチックな声でごめんね」とのこと。確かに。さて、今日の授業は、番組のスターテイングの練習。ほぼ決まり文句の言い出しを、一切の飾りがなく喋ってみること。その次にどれだけ自分の感情が込められるかのレッスン。今はとにかく、個性の時代だから、まず、個性を持っていて発揮できないと、この仕事も厳しい。“自信を持つこと”とは、自分を信じる裏付けを作ること、とは塾長の弁。かつしかFMで、3年半の間、ボランティアで働いた経験から、塾長は、石の上にも3年半という。そして、親の世代から子供の世代まで、時代背景や音楽を書き込んだ自分年表を作っておくこと。後々必ず役立つからとのこと。また、1つの単語を1分3分1分で話してみる練習の重要性。WATARU先生の授業は、JRのCMナレーションの読みとそれを入れ替えたフリートーク、曲出し9秒のレッスン。WATARUさんから、「読み方は同じでもトーンが違う、波のない喋り手になれるかも」と言われた。

  • ↑page top
  • (c) 2005 KUSAKABE TAMAE. All rights reserved.