12:00~13:00予約のWATARUさんの2回目のレッスン。今回も塾で使うナレーション原稿からスタート。最初に一通り読むが、噛まずに読めた。私には読みやすい原稿。弾けるより淡々と読む方が得意でしょと、WATARUさん。読みの感想を辛辣に言ってくれた。まず、読んでいる。こういうものは読んではいけない、間が同じ、読み方が同じ、ただ目で文字を追って声にしているだけ、それを変えていきたい。それは、喋り手の意識の問題とのこと。出し引きは上手、単調に聞こえる、文字数が違うのに同じ間、最初の一行目はしっかり読む、トーンが同じ、頭から読点まで落とすこと、そこで切った間を変える。とにかく、言葉がどんどん難しく感じてくる。リズム、間、イントネーション、アクセント、その連続で、微細な状況になって難しい。声を出すことでいっぱいで、意味を伝えるまで気持ちの余裕がない。ちゃんと読めるのだから、そのリズムと単調さを壊すこと、とWATARUさん。まず、慌てないで読む。感情も大切、無味乾燥に読まないこと。うねり出したのは感情が出てきたので良しとする、何をどの言葉を立てるのか、立てる言葉は粒立てる、(言葉の)出の高さ低さで単調さを崩せる、今度は文字を読むのではなく意味を考える。最初に読んだ録音との比較で、最初の読みはちゃんと読めているかのようだが、つまらない。綺麗に読もうとしている、それを変えたいとWATARUさん。短いナレーションにも起承転結があり、意味を考えること。言いたいことがある、聞いている人に何を残したいか、言葉を捨てていく。最後に仕上げの録音。WATARUさんもナレーションが得意ではないと言いながら読むが、やはりとても上手いし伝わる。またしても、アッと言う間の1時間。綺麗に読みたいという自己満足の感覚だけで、相手に伝えたいという気持ちが入っていなければつまらないし、伝わらない。読み方より、どうやって伝えるかが大事とWATARUさん。そこが私の問題だ。