●三代目道主の稽古

2011年4月22日(金)は本部道場に出かけた。計画停電の中、本部での稽古は4月11日(月)の横田師範のクラスに続いて2回目。一緒に行く同世代の先輩Yさん(三段)は、本部道場の1ヶ月分の定期券(\10,000)を購入して、時間があれば通っているとのこと。お得な定期券まで買わなくても、(財)合気会の他支部の会員であれば1回\1,570で稽古ができる。さて、一般クラスの金曜日の午後7時~8時の担当師範は三代目(植芝守央)道主。DVD教本やYouTube映像や本部HPでしか見ることのできなかった道主に、いよいよ会える。当日は家事都合で有休を取っていたこともあり、午後6時30分頃には本部道場に到着。板橋合気会の先輩女性のTさんも来ていた。還暦を過ぎているTさんは午後5時30分の宮本師範クラスから参加しているとのこと。武道に対して並々ならぬ強い思いには恐れ入る。同年代のYさんも到着して、今夜の道主クラスには板橋区合気道連盟のワッペンを腕にはりつけた会員3名が参加。さすがに道主クラスは参加会員も多く、特に外人が多い。いよいよ道主登場。準備体操、そして見本の技。ライブのせいか、DVDでの滑らかで柔らかい動作の印象よりも力強い。1時間の稽古は休みなく続く。道主が新顔の私を見つけると、手を取って技をかけてくださり、「どこからいらしたのですか?」と声をかけてくださった。1951年4月生まれの道主と私は7学年違いで50代仲間とミーハーな私。1時間の間に2,3回声もかけていただき、4月はかなり落ち込んでいた私の気持ちに愛が注入されたようで励まされた。かねがね道主の合気道のスタイルは、スポーティで素直でシンプル。まさにスタンダードな合気道だと私は思っていて、「目指せ、道主(の合気道)!」と掛け声をかけつつ稽古していた私は、なんとしても三代目がご健在のうちに本部道場で稽古をつけていただきたいと、改めて思った。

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