2019年12月1日(日)、二段の審査から6年2ヶ月ぶりの審査である。還暦までには四段を目指していたが、この間、剣道五段の再審に1年3ヶ月かかり、居合道も始めて今年3月には三段昇段、職場の就業時間や養成講座通学などで合気道を約3年休むことになり、還暦で三段審査となった。今年4月から本格的に本部での稽古を再開し、12/1の審査まで不足していた稽古日数をクリアするため月9回の稽古をしてきて、6月中旬からは願掛けの断酒をした。剣道や居合道の稽古はしていても合気道は身体の使い方が違うため、合気道の身体と技を思い出さなければならない。とにかく、受け身をバンバン受けて、男性が相手の場合は遠慮なく投げさせていただきながら身体を慣らしてきた。11月初旬に稽古日数(本部317日+他道場17日)をクリアしたので、今度は細かい技を思い出さなくてはならない。そして、三段審査の感想文のテーマは「合気道のこころ」。ほぼ一年かけて合気道への思いの丈を書き出しては書き直しを繰り返し、11/3に校了した。植芝盛平の黄金体の出来事と聖人への変貌に感動して合気道を始めたことは変わらず、現時点では膝や肘の痛みが治らず、武道をいつまで続けられるか分からない思いの中で、自分の気持ちを確認することができ、次が見えた。さて、審査の受けは二段の際にお願いした越智さんに4月から頼んでおいた。そして男性は大柄な松尾さんが引き受けてくれ、11月には居残り稽古に付き合ってくれた。その甲斐があって、武器取りへの不安は解消されたが、膝の痛みは相変わらず取れず、座技の稽古も今まで避けてきたため、膝が30分の審査時間に耐えられるか、途中でやれなくなるのではないか、そもそも指定された技をまともにできるかなど、今までになく不安だらけの審査前だった。