2019年9月29日(日)に武道研修科(鹿島の太刀・合気道)を見学した。10年ぶり2回目の見学で、今回は宇田川館長の稽古である。門人の子供の時間から大人(一般)の時間まで通して拝見したが、私の心持ちが良くなかったせいか稽古はピンと来なくて、帰り際に入門させてくださいとは言えなかった。4月から3年ぶりに本格的に再開した合気道の稽古。月9回の稽古を目標にして本部道場に通っているが、夏には合気道への疑問や矛盾が募り、本部での稽古も嫌になるほどだった。12/1の三段審査を最後に、合気道を止めるつもりでやり切ろうという気持ちが、至誠館への印象にも影響を及ぼしたと思う。しかし、11/3(日)に三段審査の課題である感想文を書き終え、「神事として合気道をする」という結論に至ったとき、ストンと至誠館に入門したいと改めて思った。11/14(木)大嘗祭の夜、宇田川館長の担当稽古の再見学を兼ねて立ち寄り、12/1(日)の本部道場での審査も伝え、入門をさせていただくことになった。館長からは12/8(日)の初心者の時間から始めるようにと言われた。門人の大人は「一般」と「特別」の段階がある。「特別」の稽古は、1993年から2009年9月まで至誠館の第2代館長を務められ現在は名誉師範となられた稲葉稔師範の稽古を受けられるとのことで、初心者や門人なら誰でも良いという訳ではないらしい。とにかく、明治神宮の行事や道場の行事には積極的に参加して、神道の学びと実践をしていこうと思う。武道は、「神道」や「禅」の影響を多大に受けているが、宗教を学ぶというより、信仰心のような思いを武道に重ねて神道を理解していきたい。合気道開祖の植芝盛平も鹿島神流の影響を受けたといわれており、合気会で稽古した歴代館長のご縁もあるのが励みだ。