●第21回城西地区居合道大会

2016年8月20日(土) は、杉並区のJR荻窪駅から荻窪体育館に向かった。城西地区大会は剣道にもある大会で、新宿区・渋谷区・杉並区・中野区・世田谷区の5区の地区内での大会である。昨年は渋谷区の担当で、篤志会に入会して2カ月目でエントリーしたところ用事が入り、直前でキャンセルしてしまった。今年は生憎の雨の中、施設に向かった。住宅地に埋もれるようにちんまりとした体育館の中は、梅雨時のような湿度で、学生から一般まで男女で戦う。居合道の団体戦の場合、先鋒・次鋒・大将の3人がそれぞれの段位の中で競い、トータルで順位が決まる。剣道や空手は組手が醍醐味ということもあり、これまで試合や大会にバンバン出場していたが、居合を始めた動機が剣の理合を補充、補足するつもりでいたので、大会出場よるも稽古の励みになる程度と考えていた。しかし、篤志会は東京都の中でも最大級の規模と内容になりつつあり、人員も稽古量も稽古内容も部活のようにさかんで、のんびりなどはしていられない環境である。午前中の団体戦は、見事、篤志会のメンバーで構成された新宿が優勝。午後の個人戦も各段位で篤志会メンバーが名を連ねる。私は初段の部に出場。トーナメントは、年齢や地区のバランスを考慮されており、1回戦は江戸川区の神伝流の女性。3-1で勝ち、2回戦は、渋谷区の神伝流の合気道仲間の女性。1-2で負け、3位となった。7月の東京都女子居合道大会では、武道経験者の私が、初段とはいえ、その経験値で勝てたようなものだったが、丁寧な稽古をしないと、型試合では勝ち進めないと感じたため、それを意識して稽古してきた。男女での試合では、どうしても勢いのある男性が勝利しやすいようである。私は体格もあって、華奢でもなければ弱弱しくなども見えないので、問題は正確な型ができるかどうか。小慣れた感じで稽古していては、そのうち差がついてしまうだろう。型稽古というのは奥が深いと改めて感じた。

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