2022年9月24日(土)、東京武道館大武道場にて四五段審査が開催された。四段の受付は12時30分開始。午後から審査というのはこれまでの各種審査の中では珍しいことだ。台風の影響もあり、小雨の中を綾瀬駅に向かう。昨年11月の弓道二段合格、今年2月の剣道六段合格、そして3月の居合道四段審査の不合格。一年に3種目合格は達成できなかった。剣道の審査前稽古を増やしたこともあり、最後の居合の審査前稽古が不十分だった。3月19日以降、何故受からなかったかを十分に認識し、気持ちを完全に入れ替えてこの日を迎えた。居合道に対しての甘さを一切なくすこと。制定居合の基本と正確さを徹底的に身に着けていくこと。ここ2ヶ月、畠中先生からこれまでになく細かいご指摘をいただいた。やっと、大雑把な居合、雰囲気の居合から技についての細かい指導を受ける居合になったのかと思う。6月は腸閉塞という初めての手術でむしろ人生のリフレッシュになり、9月の審査に向けて集中して、改めて居合を見直し、昨年の全日本選手権七段優勝者の大西伸和さんの居合を見つけることができた。週1回の稽古に対してさらに真剣に向き合ったことで、これまでになく成長できたと実感しての審査。指定技は古流(1本)の前、5本目(袈裟切り)、7本目(三方切り)、8本目(顔面当て)、11本目(総切り)。今回は受審者も多く、大武道場に入ってから出るまで、剣道六段審査の時のような緊張感だった。礼法での細かいミス、刃筋のブレ、まだまだ課題はある。しかし、私が受からないで誰が受かるのかと思う気持ちと、これで受からなかったら今後が辛く厳しくなるという気持ちが交差する。合格発表、受審番号39番があった。飛び上がりたい程嬉しかった。これでやっと居合道の仲間に入れていただいたような気がする。