2023年9月17日(日)、東京武道館の第二武道場にて城西地区大会が開催された。コロナ禍で三年ぶりの開催となった昨年は新宿支部が担当で、今年は渋谷支部である。昨年から一年後とは思えないほど、何年も昔の出来事に感じる。色んなことがあったとはいえ、これまでの時間の感覚とは違う。私ばかりでなく、世界の時間の速度が異常に速まっているのだと思う。ボーとしていても、さほど変化がない日々を送ったとしても、世の中の動きについていきたいともがいて過ごしても、いずれにせよ、もはや世界や地球の時間の速度に突き放されているのかもしれない。さて、今年の個人戦の参加人数は、段外-17、初段-18、二段-12、三段-30、四段-23、五段-19、六段-13、合計132名。午前中は段外から二段まで、午後は三段から六段までの試合がそれぞれ開催された。新宿支部の篤志会は社会人40名大学生27名の参加で、特に四段が多い。三回戦からはほぼ同門の戦いになる。審判は五段以上から担当するが、これも篤志会のメンバーが多い。指定技は古流2本、受け流し、袈裟切り、添え手突き。四段の私の結果は、一回戦は中野区Mさんに2-1で勝ち、二回戦は同門のNさんに0-3で敗退。昨年3月の四段審査の後、気持ちを入れ替え、9月の再審査をクリアして、それからも真摯に稽古しているので、大会や試合は、自分にとっても稽古の進捗や技の上達の目安として重要だ。一回戦は冷静に集中しミスもなかった。二回戦は同門であるNさんに勝てるという気持ちが入ってしまい、その気持ちと刀のブレ、足元の滑りなど、負けて仕方のない内容になった。自分の居合で勝てるまでには、まだまだ心身ともに稽古が足りないことを痛感。改めて週1回の稽古を大切にし、工夫していくことを誓った。