●第31回東京都女子居合道大会

2024年9月15日(日)、東京武道館大武道場にて開催。昨年よりこの大会は東京都に留まらず、関東周辺地域へ出場枠を広げている。今年のエントリーの状況は、防衛省・警視庁・消防庁・千葉・埼玉・神奈川・群馬・栃木・茨城・山梨・長野・新潟からの参加者。演武は範士八段畠中篤美先生・教士八段広瀬美智代先生、七段38名。選手のエントリー数は、六段32名、五段34名、四段38名、三段40名、二段31名、初段35名、段外61名。総勢311名。昨年より25名少なかった。しかし、畠中先生の女性の躍進に対しての並々ならぬ熱意の賜物、象徴ともいえるこの大会は、まだまだ全国的に参加枠を広げて大きくなってほしい。剣道界ではすでに全日本女子の選手権があり、今年はこの大会の前日に開催されている。すべて女性が運営することに意義がある。少子高齢化時代、スポーツ化された格闘技の各大会は、選手および運営人数の確保、男女の協力がなければ成り立たないという、次の段階に入っている。少子高齢化が及ぼす影響は、男女が入り乱れるような多様化の時代と重なったのは偶然ではないだろう。現代のテクノロジーの発達のスピード感、その内容の濃さからすると、今の20代はこれまでの世代間ギャップよりもはるかに密度が濃く、宇宙人のような感じさえする。そんな時代に武術・武道は、どう生き残れるのか。さて、私の試合。指定技は、古流2本、3本目受け流し、7本目三方切り、8本目顔面当て。昨日の朗読公演の本番のミスが尾を引いており、本番への集中が問題。1回戦目は千葉県のOさん。2-1で勝ち、2回戦目は群馬県のKさんに0-3で完敗。特にミスはなかったが、四段で刀のブレがあるうちは、一つ上には行けない。週1回の稽古量と居合に対する研究心と、私の身体が今後どこまでやれるかだ。

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