2016年2月20日(土)、霧雨の中、綾瀬の東京武道館へ2回目の審査に向かう。昨年11月の最初の審査で不合格を味わい、2ヶ月も経たないところでの再審査。合格するまで審査を休みなく続けるつもりで、これまでの木曜日以外に日曜日も稽古をした。週1回では稽古量が少なすぎるので、審査前の稽古はガツガツとしたいところだが、やれば膝の痛みが増す。今回は2月の審査ということもあってか、受審者が少なく、大武道場は半分でも足りる感じだ。昨年11月は9時受付で早々のスタートだったが、今回は2チーム目の出番で10時40分頃の開始となった。前回の審査の反省としては、相手に合わせたつもりが、すべて後手となって弱気に見えてしまったこと。今回は、「構え→気合→初太刀→打ち切る面→残心」というパターンを口ずさみながら立ち向かった。対戦相手は2人とも男性。私はロボットのようにパターンをむやみに繰り返すばかりで、有効打突がほとんど取れず終了。達成感はない。今回も渋谷区の女子6段の先輩2人が見学にこられ、いつもアドバイスをくれるHさんから、今日は良いところがなかったと厳しいご指摘。いつも正直に言ってくれるのでありがたい。それにしても4段のときのように、思いと勢いで一気に攻めるような感じにはなれなくなっている。審査の殻にハマってしまうと、持っている力をますます発揮できないのだから、なんとかしなくては。「攻めて→崩して→入って→間を置くことなく打つ」。この攻める剣道が身に付かなければ、上には上がれない。それに審査を並んで待つ際にも身体を動かすなど、審査員の先生方には目障りだったかもしれない。11月には昼前にロビーに張り出された合格発表も、今回は午後になって道場内に張り出され、そこに私の番号は見つけられなかった。次の審査の4月まであと2ヶ月。稽古を見直す、出稽古もして、一回り広い見識を得なければ。まだまだ質も量も足りないけれど、日頃の稽古をより活かしたい。