●第38回全日本高齢者武道大会〔剣道〕

2016年6月6日(月)、2012年から出場し始めた高齢者大会も今回で4回目。日本武道館で武道ができる機会は、今のところこの大会と合気会の5月の演武大会のみ。2014年の大会は、右肘・右膝の治療のため稽古を休んでいたので参加しなかった。稽古を再開すれば痛み出すので、今後は稽古しながらやれるだけやろうという状況だ。今回も仕事を休んで、9時受付のため月曜日の朝から防具を担いで満員電車に乗る。全国からやってくる参加者に比べれば、恵まれた環境である。さて、今回の大会会長のご挨拶では、今年は80歳以上が24名、選手宣誓は91歳。高齢者同士の生の格闘技は、世界でもこの大会が一番だろうとのこと。剣道、恐るべし日本の文化である。今回も試合前の演武は、日本剣道形と居合(夢想神伝流)と銃剣道形で、私も居合(無双直伝英信流)を始めて、ちょうど一年になるせいか、演武も興味津々で見ることができた。さて、試合。女子3人制の団体戦は、東京都高齢剣友会所属のメンバーで決められているため、私は今回も個人戦のみ。東京高剣は男性が60歳以上、女性は55歳以上が入会資格(段位不問)。都内が活動の拠点であれば、近県在住でも入会できるとのこと。いずれ入会するかもしれない。女子個人戦予選ブロック[第3会場]では、4名1ブロックで6ブロックの総勢24名が参加。北海道から沖縄まで、この試合を目標と楽しみにやってくるようだ。女子のスタートがなんと15時40分。9時から6時間以上も本番を待っていたのは初めてのこと。一番若々しい[と、2組]に配置された私の最初の対戦相手は、山形のOさん。メンと払いコテの2-1で勝ち、2人目は北海道のHさん。こちらもメンと払いコテの2本勝ち。今年の試合が5月の渋谷区の春の大会と年齢別の大会で2本負けしていたので、稽古が身についているようで嬉しかった。勝ちは最大の褒美。どう見ても、格闘シニア女子である。

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