TAAに通えば、週1回でも刺激的で面白くて、これからの人生にも役立つはず…。しかし、「放送タレント・DJ養成コース」は、週1回通っている剣道の稽古日。22年ぶりに再開して4年目。昨年11月に三段を取得し、自分でも上達を感じていて、益々好きになっている剣道。稽古を日曜日に替えると土日の仕事を遅刻しなければならないし、身体を休める時間もなくなる。5月からは試合シーズンが始まるのに…。TAAが木曜日でなければ、勢いのまま申し込みができたが、50歳の私の選択肢は、剣道の稽古とTAAに対するモチベーションとそれに賭ける資金と人生観を試されるようで、この葛藤は意外に大きく、4月に入っても悶々として手続きが進まない。1月7日に入学通知がきてから、授業開始の2週間前になって、ようやく学費ローンは完了した。4月16日(木)の授業の初日。気持ちも晴れやかになって、TAAに向かう。事務局で受付をして、2階の教室に入ると私が最初。どんなクラスメートだろう。先生は体験入学のS先生だといいな…。午後7時までには、13名が集合。内、男性3名。そして、黒いスーツの先生が登場。S先生だった。先生の挨拶が終わると、各自前に出て3分間の自己紹介。すでに授業が始まっている感じだ。19歳から私まで、年齢の幅も広いが、社会人が多く、平均25歳から30才位だろうか。13名それぞれのスピーチの中で、私はTAA入学に至るまでについて語る。体験入学のメンバーは、大学4年生になった男子1人。次は、腹式呼吸の発声練習。まるで合唱部のよう。みんなで批評し合い、最後に、再度の3分間の自己紹介で終わった。