2010年3月20日(土)は、一日2社のオーディションを受けるため土日の仕事の休みをとった。TAAは学校が付設するプロダクションはないが、50年以上の学校運営の歴史の中で卒業生や取引先の多さもあり、養成コースと育成コースの一年の授業を終えた学生はプロダクション10社のオーディションを受けることができる。ある意味、学生はオーディションを受けて卒業制作であり卒業といえるかもしれない。私は土日の仕事の勤怠が厳しくなっていることもあり、どのプロダクションを外せないかを前期担任のS先生に相談していた。できるだけ受けてほしいというS先生のアドバイスから、放送タレント・DJコースの8社のうち6社を調整。今日はその初日なのだ。昨日もオーディション用の洋服を購入し、自己PRの練習のため平日の仕事を休んだ。若々しさとシャープさとスポーティさのイメージに仕上げなくては! すでにエントリーシート提出しているので、その自己PRとかぶらないようにインパクトのある内容を考えなくては…と、新年明けてから悶々としてきた私。結局、現状の仕事の状態とTAA入学にいたるこれまでの関連性、そして今後の業界への抱負。オーソドックスだが、ウケなど狙って年甲斐もなく変な人になってもいけないし、地味だが仕方がない。入室までの歩き方、鏡を見ながらの表情、そして読みの時間のチェック。前日になって、雲が晴れるようにようやくまとめられた。今日の午前中は芸能プロダクションで有名なH社。午後は大手のSO社。51歳初チャレンジのプロダクションのオーディション。そして、卒業制作の始まり。早めに学校に行き控え室で待つ。事務局から説明があり、10分前には5名から10名毎に廊下で並んで座り、手渡された原稿読みの練習。大手アイドル系で有名なH社のアナウンス部門のオーディションは、1分の自己PRとCMナレーション読みから始まった。