●『ぬばたまの淵』の観劇

4月15日は、"THEサンディ=BEBEさん"の誕生日で、午後8時過ぎ、宴も冷め遣らぬカレー店「バラト」から、BEBEさんは新人を連れてアトリエッジの稽古見学に連れて行ってくれた。アトリエッジとはサンディが抱える演劇集団。笹塚デュオステージBBsは、笹塚駅北口を出て甲州街道を渡ると、笹塚十号通り商店街に入り、三菱東京BKの角を曲がってすぐのマンションの地下にある。オーディション以来のスタッフや初めての先輩方々との緊張感も抜けぬまま、さらに夜の狭い稽古場と観劇。今週末公演する『ぬばたまの淵』の稽古を、新人4名の女子は中央の座席で見せてもらう。サンディの事業内容のバラエティさが魅力とはいえ、どんどんサンディに引き込まれる感じだ。稽古中、BEBEさんはPCをネットに繋げて、昨日授業で話した新企画のTVネットを新人に見せようとしている。常に頭の中は仕事のこと。この人は社長になるタイプの人だな……と感じた。演出家は若い女性。私は実際、俳優や演劇をやってはこなかったが、演出には興味があって、専門学校では演出・脚本コースを選び、Personalityと同じくらい、いつかやりたいと思ってきたことの一つだ。通し稽古を見せてもらって新人の感想。細かいことは色々あるが、クライマックスの後半が分かりづらい。初めて観る演目なので、第一印象を長々と述べた。私自身は"人"の持っている良さを引き出すこと演じさせることに才能があると、子供の頃から日常的に思ってきたし、自分の作品を作りたいという思いが漠然とあった。この稽古場に連れてこられて、「いつかここで演出をする」と感じたのも現実となるかもしれない。4月17日(土)、恒例のワンコイン(\500)劇場の本番を観る。狭いはずの入口やステージも劇場らしくなっていた。定員オーバーの観客のため、舞台の袖で友人と観る。後半の演出はすっきりと分かりやすく変更されていた。

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