●MIAのFMラジオ番組運営委員会について

2019年の3月、日本語教師養成講座420hを修了したこともあり、外国人と文化交流できるボランティア活動を都内で探した。コロナ禍以前は杉並区の日本語ボランティア団体で日本語講師を少しさせていただき、アフターコロナになった昨年2023年7月から武蔵野市の公益財団法人武蔵野市国際交流協会のボランティア会員として、お手伝いをしている。この武蔵野市国際交流協会、通称MIA(エムアイエー)は、1989年に設立し、2010年に公益財団法人となって現在に至る。ホームページにはテーマ性のあるボランティアグループがいくつもあり、その中で興味を抱いたのが「FMラジオ番組運営委員会」だった。この委員会は、MIAの活動を紹介するメディアとして、武蔵野市吉祥寺に本社を置く「株式会社エフエムむさしの」と協力している。エフエムむさしのは、通称"むさしのFM"と呼ばれ、1995(H7)年3月に東京都で最初のコミュニティ放送局として開局した先駆的なラジオ局である。この委員会は、大きく3つの活動がある。一つは、毎年11月に開催される「多文化体験ウィーク」のイベントで、昨年11月には「インドネシア民族舞踊&ガムラン音楽ステージ」の司会をさせていただいた。イベント会場は、JR中央線の武蔵境駅前にあるスイングビル2階のスイングホール(180名収容)。同じビルの9階にMIAの事務所がある。二つ目は、ラジオ番組「News From MIA」。この番組は、わかりやすい日本語・中国語・英語・韓国語による5分間の生活情報番組で、MIAのイベントの紹介や、武蔵野市の新しい情報、季節に合わせた話題などを、日本で生活する外国人向けに毎日放送している。放送時間は午前10時30分と午後5時45分(再放送)で、3週間にわたり同じ情報を5分間放送している。私は3/9(土)に開催された「外国人による日本語スピーチ大会」の日本語原稿を作成し、自宅録音したものを2/5~2/23の間放送していただいた。三つ目は、毎月第4土曜日午後6時から30分の生放送の「MIA Plaza」というトーク番組。FM委員会のメンバーがパーソナリティーをつとめ、日本で生活している外国出身の方や留学生をゲストに招いて日本語でお話を伺う。コロナ禍では収録したものを放送していたが、4/27から生放送に戻り、私もアシスタントとして参加することになった。「News From MIA」と「MIA Plaza」は、過去放送分をMIAのpodcastで聴くことができる。日本の少子高齢化に伴う人材不足や国際化、そして生き方の多様性も叫ばれる時代である。1980年代から外国人労働者数の受け入れが始まり、2016年には100万人を突破した。今後も年々増えていくと言われている。果たして、このまま贅沢なこの国の発展を追いかけることはできるのだろうか。日本人は、私は、どう対応して、生きてしていくだろうか、と思う。 ・むさしのFMのポッドキャスト→ https://www.musashino-fm.co.jp/programs/ ・MIAのボランティアグループ→ https://mia.gr.jp/volunteer/list#landing

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