2017年11月25日(土)は、東京武道館大武道場にて関東甲信越居合道大会が開催された。篤志会に入会した2015年は、秋のこの大会まで12本の制定居合を覚え切れないこともあり参加せず、2016年は全日本居合道大会の会場が東京都のため大会が省略され、今年が初めての参加となった。演武者は東京・神奈川・埼玉・千葉・群馬・栃木・新潟・長野・山梨など、総勢1,000名越える大きな大会である。午前中は推薦された選手による団体戦の試合。午後の個人戦は段位毎に5名1チームで演武し、1チームに1名の敢闘賞が授与されるとのこと。選手以外は、1回の個人戦での演武。今回は2本古流、制定居合の指定技は3本目(受け流し)・6本目(諸手突き)・9本目(添え手突き)。2段の部の50代後半の私は、最後の方の同世代の男女のチームの前列のど真ん中。立ち技の私は、古流は英信流の「前」「追風」で挑む。前回の大会からこの大会までの稽古で直そうとしたことは、剣道の振りではなく居合の振りにしていくこと、鞘で抜き切る、居合の歩き方、大きな居合をする、限りなく制定居合に忠実な型にしていく等。東京都の居合のレベルと他県が加わって一回り大きな大会のレベルの差ということもあって敢闘賞はいただけなかったが、膝の痛みが続いていて正坐での演武は難しいので立ち技でやっていくしかない。大会後は綾瀬駅界隈の居酒屋で篤志会の反省会を大学生と社会人のメンバーで盛大に行う。今回は畠中先生の前に座らせていただき、居合における「指導」についてお話を伺った。それにしても東京都の中で篤志会の会員の数は、早稲田・法政・学習院の学生を抱え、神伝流が多い東日本での英信流の増員に貢献していると思う。そして今回の大会では、とうとう真剣を手に入れたいと思ってしまい、美濃熊物産で購入することになった。