2018年4月14日(土)、今年3回目の出場となる東京都居合道大会。参加者は750名。今年のスタートは大太鼓が鳴り響き、午前中の団体戦はトーナメントでの試合で、所属する新宿が優勝した。個人戦は各段位事に5名のチームが演武し、その中から一人の優秀選手賞が選ばれるだけだったが、今年は2回戦まで追加された。演武は立ち技の私は古流2本を(前)(追風)で決め、制定3本は(柄当て)(三方切り)(顔面当て)だった。今回の私のテーマは"姿勢"。居合に対して、これまでは型・形の解釈を自分の好きなようにやっていて、制定居合に反発さえ覚えていた昨年までの大会。昨年暮れに、山﨑正博先生の制定居合に対する考え方と熱意に感動し、現代武道としての居合をやっていこうと、改めて考え直した。とにかく、腰が痛くなるほどお腹を突き出すように腰を入れ、両肩を引いて、全身のバランスが美しい姿勢にする。そして着装で仕上げ、剣道の竹刀の振りではなく刀の振りを身体に覚えこませることを一番に稽古した。とはいえ、2回の引越が続き、稽古は月3回程しかできなかった中での大会だった。結果は2回戦進出。昨年同様、個人戦が終わると藍染の剣道着に着替え、3Fの女子剣道審判講習会に遅れて参加して17時頃綾瀬を後にした。居合の試合では、間の取り方、型の意味、目線、そして、刀の振りを意識した。一番の課題は、やはり刀の振りである。一振りで、その演武者の力量の判断ができてしまう、究極の動作。試合中の私の振りは、肩に力が入りすぎ、振り下ろした際、刀が揺れてしまって静止しないのだ。昨年のように膝の痛みで目が覚めることはなくなったが、痛みをかばう姿勢が腰痛を引き起こしているこの頃。このシンプルな動作を極めるには、まだまだ先が長い居合(剣)の修行である。