iPhoneで録画した試合を何度も見る。金王道場で剣道を再々開して8年目。防具も一新して、私はどんな剣道をしているのか。ちょっと見ただけでも、カッコよくない。空手もそうだった。子供の頃から好きだった剣道。気を取り直して動画を観続ける。初めて身体に合わせて作った防具。身体にフィットしているというより、身体の方が大きく見える。身体が重そうなのに、打ちが軽い。メンは綺麗だが、竹刀は指揮棒のようだ。礼~帯刀~(開始線までの三歩)~蹲踞~(中段の)構え。この動作は、週一回の地稽古の際に特に意識して取り組んできたので、形と貫禄は出てきたが、一番気にしている対戦中の中段の構えは、思っていたより前かがみで、後ろ足の引き付けやフットワークが機敏な感じがしない。女子高校生との対戦は、攻め続けるのは良いが、ひたすらメン攻めで、溜めも短く、試合の駆け引きなどまるでしていないから面白くない。鍔競り合いができていないし、動く割にはメリハリもキビキビ感もない。身体に合わない軽いメンやコテがアンバランスで、一本を決められる剣道になっていない。緩急と集中力と気迫が伝わらないのだ。これでは審判も旗を上げられないだろう。2年後の秋は五段審査を目標にしていて、もっと高段を目指していくには、ここで大改造をするつもりで取り組まなければ。学生の体育会系の剣道は、試合で勝つためのノウハウを教えてもらって日々稽古している。やはり、その経験は貴重だと思う。週1,2回の道場稽古で強く、上手くなっていくにはどうしたら良いだろう。試合は、性格はもとより、頭の良さも如実に出るから困ったものだ。とくかく今までの稽古を全面的に改めていくしかない。団体戦男子の優勝はR剣友会Aチーム、2位NTT男子チーム、3位金王Aチーム。女子は、青山学院大学(体育部)女子チームが優勝。金王女子Aは準々決勝にて敗退。区民大会も厳しくなっている。