2018年5月4(金)は今年最初の剣道大会。昨年の秋の渋谷区の大会は、ラジオのオーディションのため2回目の不参加だった。武道の大会で一番長く参加しているこの大会では、勝負や闘争心に燃えるということがなくなっているためか、剣道の日頃の稽古の成果を最初に試す場になっている。とにかく、昨年2月から五段のステージに入り、今年になって心掛けていた事、自分の剣道のあるべき姿、目指している形(イメージ)をどれだけ本番という試合で具現化できるか、発揮できるかということ。まず午前中の個人戦は、みちの子道場の優勝候補のN姉妹の姉?自分の間合いを意識して、ジリジリと詰めていく。無駄打ちをしない。相手の目を見ながら攻め切ること。結果、相手に攻めにくさは与えたものの、私の打ちは少なく決定打にならず延長戦となり判定負けとなった。相手の手数の多さは、やはり攻めている気持ちの表現としてアピールになっている点で相手は上手ということだ。午後の団体戦では、同じく道の子道場の6段を目指しているIさん。個人戦の反省から、とにかく隙はあるはずなのでそこを攻めるタイミングを逃さないこと。有効打突にならないとしても打つタイミングを逃さないためにも打った。相打ちなって攻めはしたが、コテとメンの二本負け。なんとも言えぬ後味が残った大会だった。道場の結果は、男女とも優勝を逃し、男子は2位と3位、女子は3位で終えた。それにしてもこの大会は、年間行事、恒例の大会として思い出づくりをしているわけでも、すごく楽しみにしていることでもないが、剣道を続けようという意志を含めて、いつまで剣道をやり続けられるかということで目安にしている。道場の仲間との共有する時間は、剣道を通して武道への造詣を深めるため、個人を成長させてくれるかけがえのない教室なのだ。