●第11回東京都女子年齢別剣道大会

2019年5月25日(土)、11回目の東京都女子年齢別剣道大会が開催された。今年も5月の第3土曜日の開催で、日本武道館での合気道の全国演武大会には出場も見学もできない。剣道5段をクリアするために休んでいた合気道。今年の12月は合気道3段の審査を受ける目標を立てたので、4月から再開し週2,3回稽古して審査に臨む予定だ。還暦になって体力の衰えもあり、今年の合気道の稽古はきつく感じる。さて、この剣道大会は各年代を花に例えるようになってから3年目。今年私は還暦になり、60代の新しい花は「かきつばた」である。やはり、気持ちは新鮮になるから不思議だ。今年の大会エントリーの総数は350名程。東京都剣道連盟の千葉会長はこの大会に出場している女性剣士が子供たちの指導をして、剣道人口に大きく貢献していること、業界全体の1/4余りが、もはや女性であることの現実と重要性を率先して認めてくださる挨拶となった。さて、私の試合は1回戦と2回戦が続けて不戦勝。60代になると当日のキャンセルも増え、こんなこともあるのかと思う。待っている間身体をほぐし続けて、やっと3回戦目の初戦。棚から牡丹餅なのに、対戦相手のもったりしたポコッというコテの2本負け。今年度3回目の公式戦で1本も取れていない自分の剣道に、かなり腹が立ち、早々に帰宅。「もう、剣道をやめたい! 試合に出たくない!」と口に出してしまう。多くて週1回の稽古量は、いくら1回の稽古に集中して質を高めると言っても、さらに稽古量が多い人には勝てなくて当然か。剣道のセンスがないのか。5段に受かったとき、自分の剣道が見えたと思ったが、それは男性的な力強い渋い剣道であり、それを好んでいる私は、女性的に見える剣道に勝てていない。自分のイメージする剣道で勝ちたいし、勝てなければ意味もないのだ。

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